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第19回チェコ語弁論大会を終えて

(This article expired 31.05.2014 / 02:00.)

5月25日に、第19回チェコ語弁論大会が開催されました


 チェコ語弁論大会は、チェコ大使館内で行われるのが毎年の恒例となっていましたが、今年は、大使館が改修をしている関係で、初めて大使館外で行われました。会場を提供していただいたのは、城西大学です。例年通り、チェコセンター東京との共催で行われました。

 弁論大会の目的は、チェコ語を学ぶ学生さんたちに、日頃の学習の成果を発表する場を提供するとともに、日本の皆様に広くチェコ語への関心を高めることにあります。会話能力の向上と、チェコ語の話し手との結びつきを新たにつくることも、重要な目的の一つです。当大会の開催について、大使館では、チェコ語講座がある学校や、全国の日チェコ友好団体を通して、ご案内をしてきました。

 発表に先立ち、水田宗子・城西大学理事長と、審査委員長のカテリーナ・フィアルコヴァー大使が、参加者や聴衆に向けて、挨拶をいたしました。

 今年の発表のテーマは、「食事と家の習慣」と「私の将来への計画」の二つでした。今年は、老若男女合わせ、10名の応募がありました。発表者は、上記テーマのスピーチと、審査員との間で交わされる会話を通して、チェコ語の知識を披露しました。審査員は、駐日チェコ大使、チェコ語を専門とする大学の先生方、チェコセンター館員、日本国外務省の外交官で構成されていました。審査員は、発表者のチェコ語の知識のみならず、プレゼンテーション能力、テーマへの関心度などを総合して採点をしました。

 今回の発表のレベルは、期待以上に大変高度なもので、審査そのものは大変難しい作業となりました。

 優勝したのは大学生の槍田ひかりさん、第二位は尾沼忠良さん、第三位は、山内真紀さんでした。観客賞は、優勝者が手にしました。今回で2回目となる大使賞を獲得したのは、チェコ語を始めてまだ4ヶ月という医師・松永貞一さんでした。今年は城西大学理事長賞も設けられ、大江智子さんが受賞しました。

 優勝者には、来年度のチェコ語サマースクール奨学金の受給資格が与えられ、チェコ航空代理店であるエア・システム社ご提供の、プラハと他のヨーロッパ一都市との往復航空券も贈られました。その他、チェコ語の本の邦訳、ボヘミアングラス、チェコの化粧品セット、チェコ語の絵入り教科書、ガイドブックなど、様々な賞が発表者に贈られました。

 表彰式のあとには、レセプションが催されました。

 ここに、駐日チェコ共和国大使館といたしまして、城西大学のスタッフの方々をはじめ、弁論大会の成功に寄与していただいた方々に、心から御礼申し上げます。