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Photo: EM
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チェコ産ホップとチェコのビール醸造技術を主題に、プロモーションイベントを札幌市にて開催

駐日チェコ共和国大使館は、チェコ共和国農業省、在札幌チェコ共和国名誉領事館、ホップ生産者協会と協同し、チェコ・プラハ科学技術大学研究醸造所、サッポロビール株式会社のご協力も得て、札幌パークホテルにて、北海道・東北地方のビール会社及びクラフトブルワリーの代表者を対象にしたチェコ産ホップのプロモーションイベントを開催しました。

経済外交プロジェクトの一環である本「チェコ産ホップのプロモーションセミナー」は、日本の専門家を対象に、ビール醸造時のチェコホップの品種毎の使用について説明すること及びチェコビールの特性についての認識を高めることを目的に実施され、両国のビジネス協力の可能性に寄与するイベントとして機能しました。今回のイベントにおいて特筆すべき点は、在札幌チェコ共和国名誉領事館との協力により、初めて北海道地方と一部の東北地方のブルワリーにチェコ産ホップとその品種について紹介できたということです。

開会式では在札幌チェコ共和国名誉領事の野村真弘氏が挨拶を述べられ、来場者を歓迎し、続くチェコ共和国に関するプレゼンテーションでは、農業・食品産業・国際貿易をテーマにイレナ・レオポルドヴァー農務担当官が登壇しました。サッポロビール(株)原料開発研究所からもホップ育種の専門家であられる鯉江弘一朗氏にご登壇いただき、チェコ産ホップの特徴やチェコにおけるホップ栽培の伝統、ホップの品種やジャテツ市でのホップ共同栽培プロジェクトについてお話しいただきました。その後、チェコでのホップ栽培の伝統やビール造りに関するビデオを日本語字幕つきで上映し、専門家による第二部の講演のパートへと移行しました。最初に登壇されたのはホップ生産者協会ズデニェク・ロサ副会頭で、チェコ共和国における長きにわたるホップ栽培の伝統とその方法、そしてチェコホップの独自性についてご紹介いただきました。ロサ氏に続き、プラハ科学技術大学よりビール醸造のスペシャリスト(兼カーツォフ醸造所の醸造責任者)であるトマーシュ・キンチュル氏が登壇され、そのプレゼンテーションの中で、チェコホップの種類毎の違いやタイプの異なるビールを醸造する際のホップの使用法について、会場の日本の醸造家の皆様に詳しく説明しました。当日のプログラムにはチェコビールの試飲も含まれていました。これらのビールは、チェコの醸造所で、様々な品種のチェコホップから造られたもので、本セミナーのために特別にチェコから直輸入されたものです。セミナー後に設けられた参加者と講演者との個別の質疑応答の場では、講演者らのクラフトビール造りの経験が共有されました。

このマーケティング活動は、過去に東京(2019年)と大阪・堺市(2022年)で開催されたホップイベントに連なるものです。

本セミナーは、当日MS Teamsを通じてライブ公開され、事前に登録いただいた日本全国の方々にご視聴いただきました。

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