大使館が「チェコ音楽年」の幕を切って落とす
29.01.2024 / 06:29 | Aktualizováno: 07.02.2024 / 07:27
2024年1月10日、駐日チェコ大使館でのプラハ交響楽団員による六重奏の演奏会によって、「チェコ音楽年2024」がいよいよ幕を開けました。来場者は、時を超えて生き続けるアントニーン・ドヴォジャークとルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの古典的な作品に魅了されました。
駐日チェコ大使館は、今年、栄えある「チェコ音楽年」に参画します。このイベントの伝統は、百年前の1924年まで遡り、この時、著名なチェコ人作曲家ベドジフ・スメタナの生誕百周年を祝ったのが始まりです。今年、チェコのクラシック音楽界は、スメタナの生誕二百年やドヴォジャークの没後百二十周年という記念の年を迎えたのです。
この重要な祝賀の年の始まりにあたって、駐日チェコ大使館において、プラハ交響楽団の2人のホルン奏者と弦楽四重奏の演奏会が開かれました。曲目は、ベートーヴェンの六重奏曲とドヴォジャークの弦楽四重奏曲「アメリカ」です。マルチン・クルチャル大使は、冒頭でチェコ音楽年の開始を宣言し、同時に、年初に起こった能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げました。
六重奏を構成したのは、まず、2002年の創設以来、国内外を問わず積極的に活動し、多くの年齢層に支持されているEve Quartetのメンバーで、この弦楽四重奏団は、現在2番目のアルバムを準備中です。これに、プラハ交響楽団員で世界的に認められているホルン奏者ズザナ・ルゾウンコヴァー氏と、同楽団員首席奏者のマルチン・ソコル氏が加わりました。
チェコのクラシック音楽は、日本で大変愛好されており、スメタナの交響詩「ヴルタヴァ」のメロディーは、日本の音楽教育で歌詞をつけて歌われています。したがって、このコンサートが聴衆を魅了し、チェコ音楽に捧げられた記念の年の始まりにふさわしいものとなったのも不思議ではありません。
プラハ交響楽団員の皆さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!