チェコエネルギーミッションが来日
24.10.2023 / 04:43 | Aktualizováno: 30.10.2023 / 08:02
2023年10月16日~18日、ペトル・トシェシニャーク産業貿易副大臣率いるチェコの企業および研究機関によるミッションが訪日しました。ミッションメンバーは3日間にわたり、日本の大手エネルギー企業、経済産業省、東京大学を訪問しました。プログラムのハイライトは、チェコ共和国大使館で開催された日・チェコエネルギー産業フォーラムでした。
初日、ミッション団は日本最大のエネルギー企業である東芝エネルギーシステムズを訪問しました。見学が許可された京浜事業所では、原子力発電所向けの世界最大級のタービンを生産しています。続いて、海外から水素を輸送する特殊技術を開発した千代田化工建設を訪問しました。活発な意見交換が行われ、水素の魅力にもかかわらず、水素サプライチェーンの構築はまだ始まったばかりであることが確認されました。初日は、チェコ共和国大使館での夕食会で幕を閉じ、日本原子力産業フォーラムや日本の政府機関の代表者と意見交換を行いました。
2日目は、ペトル・トトシェシニャーク副大臣と石井拓経済産業大臣政務官との会談で始まった。両副大臣は、主に原子力分野における現在進行中の協力について協議し、その枠組みの中で、いくつかの共同ミッションや会議が開催または計画されていることについて触れました。日本側からは、福島からの処理水排出問題に関するチェコの支援と、大阪で開催される2025年万博へのチェコの参加準備が評価されました。主な議題はエネルギー分野での協力でした。午後には、マルティン・クルチャル大使とペトル・トシェシニャーク産業貿易副大臣により、チェコ・日本エネルギー産業フォーラムが開会されました。フォーラムでは、ミッション参加者がプレゼンテーションを行ったほか、チェコにおける投資機会や神戸の水素クラスターについても紹介がなされました。フォーラムは資源エネルギー庁の比良井 慎司国際資源エネルギー戦略統括調整官の閉会挨拶で幕を閉じました。
最終日には、東京大学で岡本教授と原子力研究についてのミーティングが行われました。その後、ミッションの一部のメンバーは、神戸でIHI、神戸製鋼所、川崎重工業などの日本企業と面談を行いました。
エネルギー産業フォーラムのプレゼンテーションはこちらからご覧いただけます。
Presentation CzechInvest (PDF, 15 MB)