
北海道八雲町でチェコ製水車を利用した小水力発電所が新たに稼働開始
16.10.2025 / 09:19 | Aktualizováno: 16.10.2025 / 09:21
2025年10月7日、北海道八雲町で、チェコMAVEL社製の水車を利用した平田内川小水力発電所の落成式が行われました。最大出力360 kWのフランシス水車を利用しており、小水力発電分野におけるチェコの最新の技術を紹介しています。
落成式には、投資家、プロジェクト請負業者、地方自治体の代表者、MAVELのCEOであるイジー・ヴァイス氏、そしてマルチン・クルチャル駐日チェコ共和国大使も出席し、クルチャル大使はスピーチの中で、チェコの機械産業の長い伝統とチェコ製水車の高い品質を称賛しました。また、チェコの技術は、特に再生可能エネルギー分野において、チェコと日本の経済協力の強化に貢献していると強調しました。さらに、平田内川小水力発電所は、チェコの2社(MAVEL社とCINK社)のいずれかが製造したタービンを利用した、日本で36番目の小水力発電所であることを紹介し、日本のパートナーがチェコの技術をますます信頼していることを示しました。
新しい平田内川発電所は、北海道で初めて官民共同出資によって実現したプロジェクトという点で、重要なマイルストーンとなっています。これは、他の多くの日本の都市と同様、八雲町が再生可能エネルギーの利用を長期的に支援し、太陽光、水力、風力エネルギーの開発プロジェクトに積極的に取り組んでいる事実からも裏付けられています。
さらなる成長の可能性
日本は山岳地帯や多くの河川や水路があることから、小規模水力発電所のさらなる発展の可能性が大きいです。その潜在能力はわずか5%しか活用されていないと推定されており、経済産業省によると、国内には小規模水力発電所の建設が経済的にも技術的にも実現可能な場所が27,000カ所あるとのことです。中央政府と地方自治体は、安定性、クリーンさ、環境への配慮から人気のある水力発電の急速な拡大を支援しています。
そのため、水力発電は日本で最も重要な再生可能エネルギー源の一つであり、さらなる成長が見込まれています。MAVEL社とCINK社のおかげで、この国では長年にわたり実績のあるチェコの技術が、この分野で大きく活用されています。日本小水力発電株式会社とともに、チェコと日本のクリーンエネルギー分野における成功した協力関係をさらに深める、同様のプロジェクトがすでに各地で進んでいます。