
チェコの航空宇宙ミッションが来日
10.07.2022 / 10:24 | Aktualizováno: 11.07.2022 / 10:45
6月20日から6月24日にかけてチェコの航空宇宙企業代表団が来日しました。新型コロナウィルス感染症の影響によりチェコからの渡航者が制限されていましたが、今回2年ぶりに企業代表団の来日が叶いました。産業・技術における協力の重要性を改めて実感しました。
代表団は航空宇宙産業における協力を促進すべく、日本企業・関連団体と面会しました。参加企業・団体は以下の通りです。
- MGM Compro
- TRL Space
- Brno Space Cluster
- Iguassu Software Systems
- Mejzlik Propellers
- Radalytica
- VRgineers
- Moravian Aerospace Cluster
- Czech Space Alliance
中には日本企業とのコンタクトが初めてとなる企業もありました。
代表団は潜在的パートナーとなりうるJAXA、Elevation Space、Pale Blueを訪問したほか、欧州産業協力センターによる該当セクターの日本市場の概要説明を受けました。また、駐日チェコ共和国大使館、チェコインベストの協力のもと、スタートアップのispace社や東京大学、株式会社IHI、X-NIHONBASHIなどを訪問しました。
日本橋エリアは古くからビジネス・金融の中心として栄えていました。近年宇宙関連企業がこのエリアに集結し、宇宙ビジネスの中心地となっています。このことを受け、宇宙ビジネス共創プロジェクトX-NIHONBASHIが2020年12月に設立されました。X-NIHONBASHIは毎年NIHONBASHI SPACE WEEKを開催しており、展示会やカンファレンス、ビジネスコンテストが行われています。
日本企業との面談においてはチェコ共和国と日本の潜在的な協力について話され、チェコの首都プラハに拠点を構える欧州連合宇宙計画局(EUSPA)についても言及がありました。両国は研究開発や共同プロジェクトにおいても大きな可能性を秘めています。