チェコへの旅行に際しての注意点
21.11.2006 / 08:41 | Aktualizováno: 14.12.2010 / 02:47
(This article expired 31.12.2010 / 01:00.)
チェコ旅行に際して注意すべきこと
一般的に言って、チェコ共和国は凶悪犯罪の少ない、安全な国家です。しかし、首都のプラハでは、多くの国際都市がそうであるように、外国人観光客が犯罪者や詐欺師の標的にされます。チェコを訪れる方は、チェコ訪問を後味の悪い思い出にしないためには、事前に情報を収集し、準備をすることをお勧めします。
予測すべき危険とそれへの対応
1.スリ・・・プラハには、国際的なスリ窃盗団が犯罪を働いています。市電や地下鉄の乗り降りの際、鉄道駅やその他の混み合う場所では、特に注意してください。手荷物は、常に目の届く所に置いておいてください。プラハで暗躍するスリ窃盗団は、旧ソ連諸国、バルカン諸国、あるいは北アフリカの出身者であることが多いです。周囲に外国人が群がり始めたら、特に注意が必要です。決してこれらの外国人によって注意をそらされないでください。よくある手口は、笑みを浮かべた外国人が道を聞いてきて、聞かれたほうが外国人であることを説明するより前に仲間が財布を掏る、等のものです。
2.過剰請求(ぼったくり)・・・一部のタクシー運転手によって行なわれます。乗車する前に、料金を確かめ、目的地までのおよその運賃を運転手に確認しましょう。過剰に料金を請求されていると感じたら、運転手に領収書を要求し、車のナンバーを書き留めておきましょう。後で市役所に連絡すれば、苦情を受け付けてもらえます。
3.観光客が窃盗の標的にされるのは、コミュニケーション能力の不足や、旅行資金を常時身につけていることに原因があることに留意してください。日本人観光客が狙われやすいのは、しばしば英語でさえも話が通じなかったり、長いごたごたに巻き込まれるのを避けたいがゆえに泣き寝入りする傾向があることが知られているからです。
高速道路のステッカーについて
車で高速道路を利用する場合は、日本のような料金所がなく、ステッカーをあらかじめ購入して車に貼って通行するシステムになっています。ステッカーの種類は一年券(2010年券の場合、2009年12月から2011年1月までの14ヶ月有効、1200コルナ)、一か月券(日付を入れてから一か月有効、350コルナ)、十日券(日付を入れてから10日間有効、250コルナ)の3つあります。国境、ガソリンスタンド、郵便局などで購入できます。一か月券と十日券の場合、購入場所などで日付を入れてもらうのを忘れないようにしてください。ステッカーなしで、あるいは日付のないステッカーを貼って通行していると、最高で5千コルナの罰金の対象になります。
その他
チェコ旅行に関するより詳しい情報は、チェコセンター観光部(住所は大使館と同じ、電話:03-3797-7383)にありますので、どうぞお問い合わせください。