日本からワイン視察団が南モラヴィアを訪問
01.11.2023 / 06:12 | Aktualizováno: 17.11.2023 / 08:38
駐日チェコ共和国大使館とチェコ共和国農業省は、チェコ・ナショナルワインセンターの協力のもと、2023年10月16日から20日の期間、日本のワイン輸入業者を南モラヴィアへお連れする視察ツアーを実施しました。経済外交プロジェクト(PROPED)の一環で実施した本企画の目的は、モラヴィアワインの日本への輸出促進です。
本企画の目的は、高品質なワインの重要な生産国としてチェコ共和国を紹介すること、及びワインツーリズムの理想的な訪問地として南モラヴィア州を紹介することにありました。また、今回の視察ツアーは国際食品展示会FOODEX JAPAN (2016年〜2023年)にチェコのワイン生産者とワイン商が毎年参加していることに連なる側面も持っています。今回訪問した先は、とりわけ同展示会に出展したことのあるワイナリーでした。
ワイン視察団は、家族経営の小規模ワイナリーから、中規模、大規模に至るまで、計13のワイナリーを訪問しました。参加者である専門家たちは、ワインそのものの品質だけでなく、チェコ共和国におけるワイン産業全体のレベルを高く評価しました。また、ブドウ畑を実際に訪れ、チェコではまだ歴史の浅いクヴェヴリワインや、ナチュラルワインを含む数多くのワインを試飲する機会も与えられました。
チェコワインの日本への輸出は近年増加しています。日本からみて、昨年の輸入額は720万コルナで、2018年の輸入額(150万コルナ)の5倍となっています。
テイスティングとワイナリー及びブドウ畑の視察に加え、すべての訪問先ワイナリーで今後のビジネス協力の可能性について話し合われました。視察団一行はヴァルチツェ城の地下にあるナショナルワインサロンと、ズノイモワインのテイスティング施設「エノテーカ」にもあわせて訪れました。