チェコのビール原料・醸造設備の日本への輸出を支援
21.09.2022 / 03:52 | Aktualizováno: 21.09.2022 / 04:07
2022年8月30日(火)から9月4日(日)の週、日本のクラフトビール醸造所のオーナーや醸造家、ビール原料を扱う商社の方々で構成されたミッションがチェコ共和国を訪れ、醸造産業の視察を行いました。この視察プログラムはチェコ共和国地域開発省の資金援助のもと、経済外交プロジェクトの一環として駐日チェコ共和国大使館とチェコ共和国農業省が主催し、過去に東京と大阪で開催されたチェコ産ホップおよび麦芽のプロモーションイベントに連なるものとして企画されました。
ブルワリー6社(ヤッホーブルーイング株式会社、ハーヴェスト・ムーンブルワリー、株式会社ヨロッコビール、熊澤酒造株式会社、富士桜高原麦酒、AOI BREWING)からの代表者と、ビール原料を扱う商社(大西商事株式会社)の代表者からなる視察団一行はチェコ共和国に渡り、同国のホップ産業、さらには醸造産業について広く現地で学びました。ツアープログラムの冒頭、一行はまずプラハ市内の小規模ブルワリーを訪れ、次いで飲料産業で導入されている技術にも触れました。また、チェコ共和国農業省を会場にして行われたB2Bセミナーではチェコの8企業と商談の場を持ちました。プログラムの結びにはチェコホップを加工・輸出している企業を訪問し、チェコのビール文化に触れるイベントとしてジャテツ市で開幕した伝統的なホップ収穫祭「ドチェスナー(Dočesná)」に参加しました。
今回の視察プログラムは、過去に開催されたホップセミナーにゆるやかに連なるものとして企画されました。チェコホップのプロモーションを目的としたセミナーが2019年に東京で、また2022年の5月に大阪で開催され、そこではまだあまり知られていない、あるいは普及途上にあるホップ品種の使用法等について紹介しました。