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食品展示会FOODEX JAPAN 2022にてチェコ企業を紹介

国内最大級の食品展示会にてチェコの食品や飲料を展示し、成功を収めました。チェコ共和国の同展示会への参加は昨年同様PROPED(経済外交プロジェクト)の枠組みで実現し、今年で8年連続となります。渡航制限の影響により、日本のインポーターや大使館代表者がチェコ企業に代わり展示を行いました。
 

2022年3月8日から11日にかけ、千葉・幕張メッセにて「第47回国際食品・飲料総合展示会FOODEX JAPAN」が開催されました。同展示会はその影響力と規模によりアジアで最も重要な展示会に数えられています。FOODEX JAPANに今年で8回目の参加となったチェコ共和国からは、チェコの産品を扱うインポーターと、日本未進出の食品を紹介する駐日チェコ共和国大使館代表者らが各スペースにて展示を行いました。日本への自由な渡航が未だ制限される中、当初予定されていたチェコ共和国農業省の公式出展は昨年同様断念し、チェコ大使館とチェコ農業省の合意のもと、経済外交プロジェクトPROPEDの一環として出展する運びとなりました。

3月8日、駐日チェコ共和国大使によりチェコブースが正式に開幕した後、大使はEUパビリオンの開幕式にも出席しました。展示面積36㎡のチェコブースでは、ブルワリーPivovar Zichovecのスペシャル・ビールやWild Creaturesのクラフトビール、またVinařství LudwigLahoferLacinaSonberkZnovín Znojmoといった各ワイナリーのワインや、Rudolf Jelinek社の蒸留酒がインポーターにより紹介され、来場者はTop Hop社が扱うチェコホップの様々な品種にも触れることができました。大使館展示スペースではSteinex社のソーセージとExtrudo社のクラッカーやパン粉が試食提供されたほか、Schreiber Foods社のクリームチーズも紹介され、カタログが配布されました。

FOODEX JAPAN 2022には41カ国から計1,461社が出展しました。40,000㎡を超える会場では食品、飲料、食品技術分野の製品が業者向けに展示され、一日の来場者数は9千人前後でした。4日間で約3万4千人の来場者がみえ、この数は昨年より四分の一多いものの、パンデミック以前に比べると、通常時の四割程度になります。

次回のFOODEX JAPAN 2023ではいわゆるフードテックにも注目し、規模が拡大されます。主催者である日本能率協会(JMA)は、パンデミックの終息に伴い、持続可能な開発目標の達成とそれに関連する農業・食品産業における労働者不足の緩和に向けた自動化促進技術の導入、食品産業における生産性の向上、冷凍技術イノベーションにも焦点を当てる予定です。そのため、来年より会場が従来の幕張メッセ(総展示面積75,000㎡)から都心の東京ビッグサイト(総展示面積115,420㎡)へ移されます。