EUの先端研究枠組み「ホライズン・ヨーロッパ」への日本の参加に関する交渉が、日EU間で成功裏に終結
23.12.2025 / 03:25 | Aktualizováno: 23.12.2025 / 08:10
2025年12月22日、欧州連合(EU)と日本は、EUの先端研究枠組み「ホライズン・ヨーロッパ」への日本の参加に関する交渉を成功裏に終了させました。このプログラムは、2021年から2027年にかけて935億ユーロの予算が投じられる、EUの研究・イノベーション資金援助の基幹プログラムです。この合意により、日本の研究者は、同プログラムにおける独自の研究・イノベーションプロジェクトの主導・調整、資金援助の申請・獲得、また、EUおよび関連国パートナーとのより緊密な協力関係の構築が可能となります。
この合意は、グローバルな課題への対応と欧州の産業競争力強化に焦点を当てる「ホライズン・ヨーロッパ」の第2柱を対象としています。「ホライズン・ヨーロッパ」は、主にコンソーシアム型プロジェクトへの資金提供を通じて共同研究・イノベーションを支援するもので、大学、研究機関、公的機関、非営利組織が参加することができます。
第2柱は以下の6つのテーマで構成されています。
- ヘルスケア
(例:疾病予防、医療システム、医療技術)
- 文化・創造性・包摂的社会
(例:文化遺産、民主主義、社会的包摂)
- 社会の市民安全保障
(例:サイバーセキュリティ、危機対応力、国境保護)
- デジタル・産業・宇宙
(例:人工知能、ロボティクス、先進製造技術、宇宙技術)
- 気候・エネルギー・モビリティ
(例:気候中立、クリーンエネルギー、持続可能な交通)
- 食料・バイオエコノミー・天然資源・農業・環境
(例:持続可能な食料システム、生物多様性、循環型バイオエコノミー)
移行措置の下、日本の事業体は2026年より「ホライズン・ヨーロッパ」プログラムの公募に応募可能となり、関連国から「適格事業体」として扱われます。2026年に署名予定の本協定そのものは、EUがこの分野で世界のパートナーに提供する最も緊密な協力形態となります。
本プログラムへの参加により、日本の事業体は、先進的なチェコパートナーと高付加価値分野における先端研究・イノベーションにおいて協力する機会を得ることができます。こうした協力は、独自のノウハウ・研究インフラ・グローバルバリューチェーンへのアクセスを可能にし、日本の機関の国際的評価と競争力を高め、EU市場への参入を促進します。
駐日チェコ共和国大使館は、チェコと日本の研究機関・企業間の有益な交流を全面的に支援いたします。
ご関心がある方は商務部(Tokyo.Commerce@mzv.gov.cz)までお気軽にお問い合わせください。
本記事の著者: オンドジェイ・コペチュニー経済担当外交官
