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Photo: ZÚ Tokio
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日本の報道関係者が2025年大阪・関西万博に関連してチェコを取材訪問

202492日から8日にかけて、日本の毎日新聞、ABCテレビ、フジテレビ、時事通信の記者団が経済外交プロジェクト(PROPED)の一環としてチェコ共和国を訪れ、来年大阪で開催される万博へのチェコの参加に関連する様々な場所(南モラヴィア地方、リベレツ地方、プラハ)を訪問しました。革新的なテクノロジー企業だけでなく、伝統的なガラスや宝飾分野の企業も紹介され、特に日本ではアルフォンス・ミュシャやアントニーン・ドヴォルザークの名前から連想されるチェコの豊かな歴史と文化も紹介されました。滞在中、報道関係者はイジー・コザーク外務副大臣、マルケータ・ヴァニコヴァー・ブルノ市長、大阪・関西万博のチェコ参加パートナーであるマルクス・ミュシャ氏とウィリアム・ロプコヴィッチ氏と万博のチェコ・パビリオンについて話す機会を得ました。

一行は南モラヴィアのタヤ・ワイナリーでモラヴィアワインの紹介とブドウ畑の見学からプログラムをスタートしました。続いて、アルフォンス・ミュシャゆかりの地を訪れました。スラヴ叙事詩が展示されているモラフスキー・クルムロフ城と、イヴァンチツェにある彼の生家です。プログラムはブルノでも続き、まずチェコ・パビリオンで紹介されるレーザー企業のAtomTrace社の紹介があり、次にブルノ市役所でマルケタ・ヴァニコヴァー市長とのインタビューが行われました。J.G.メンデルが住み、研究を行ったアウグスティヌス修道院の見学は、2025年夏にチェコパビリオンで開催されるメンデル・ウィークに関連して、大阪・関西万博でチェコをアピールするというコンセプトになっています。この日の最後には、レストラン「エレメント」での試食会が行われ、報道関係者らはパビリオンのレストランで提供される特別メニューを試食する機会を得ました。

一行はリベレツ地方に移動し、まずナノテクノロジー企業のエルマルコ社を訪問しました。同社は長年にわたり日本での事業活動を展開しており、2025年万博へのチェコ参加のため、政府代表事務局と協力してパビリオンでナノテクノロジーに関する国際会議を準備しています。チェコパビリオンはユニークなガラスで覆われたデザインであること、チェコはガラス製造の伝統で知られていることから、次の訪問先はガラス産業に特化したものとなりました。具体的には、プレツィオーザ、ラスヴィット、パチネク・ガラス、シェフチク・ボヘミアガラスを見学しました。また、2025年大阪・関西万博チェコ代表のマスコットキャラクター「レネー」の工房のレネー・ロウビーチェク氏の娘であるミハエラ・レサジョヴァー・ロウビーチェク氏の自宅兼工房も特別に訪問しました。リベレツ地方でのプログラムは、チェコパビリオンのパートナーであり、4月に東京のチェコ大使館で開催された展示会のおかげで、日本市場でジュエリーの再販を試みているGranat Turnov社を訪問して終了しました。

プラハでのプログラムは、Virtuplex社によるチェコパビリオンのバーチャル・ツアーで始まり、イジー・コザーク外務副大臣が参加し、記者へのインタビューに応じました。有名な画家のひ孫であるマルクス・ムハ氏(ミュシャ財団専務理事)が日本語でガイドを務めたミュシャ邸の訪問は特別なひと時となりました。また、プラハ城のロプコヴィッチ宮殿では、ウィリアム・ロプコヴィッチ氏が自らガイド役を務め、同様に特別な体験となりました。チェコビールを飲みながら、記者たちは前回のWBC日本大会以来大人気のチェコ代表の野球選手3人にインタビューする機会を得ました。最後の夜は、長岡寛介駐チェコ日本大使をはじめとする来賓の方々をお迎えして、ヴルタヴァ川での祝賀クルーズが行われました。最後の訪問地ネラザホヴェス村では、記者団の出発前にアントニーン・ドヴォルザークの生家で生誕記念の室内楽コンサートが開かれ、記者団は新しくオープンしたアントニン・ドヴォルザークの人となりと音楽を紹介する体験型博物館を見学しました。

このプレスツアーは、地域開発省が資金提供する経済外交プロジェクト(PROPED)として、チェコ観光局および2025年国際博覧会(EXPO)チェコ政府代表事務所の協力を得て実施されました。