文部科学省で山本左近大臣政務官と面会し、来年予定されている日・チェコ科学技術協力合同委員会に向けて意見交換を行いました。日本と協力・提携できる分野としてナノ材料を含む先端材料、量子技術、原子力技術、宇宙研究分野を挙げました。研究開発分野での協力については日本学術振興会（JSPS）、科学技術・学術政策研究所（NISTEP）の代表者とも話し合いました。ロボティクス、人工知能といった分野においては国立研究開発法人産業技術総合研究所（AIST）の代表者と協議しました。また、防衛分野での協力については防衛技術協会の代表者と面会し、意見交換をしました。

来年チェコと日本が戦略的パートナーシップに向けた共同声明を発出して20年の節目を迎えます。両国政府間の協力を進めるため外務省にて吉川ゆうみ外務大臣政務官、続いて山田賢司副大臣と面会しました。2025年に参加予定の大阪万博のチェコパビリオンでグリーン技術を紹介することもあり、エネルギー分野、科学技術分野での更なる協力が期待されます。また、ロシアによるウクライナ侵攻、中国の役割、北朝鮮の昨今の行動をはじめとする世界情勢や地域情勢についても意見交換がなされました。双方は今後もウクライナを引き続き支援していくことで合意しました。

ビジネス関連では、NEC、民間外交推進協会（FEC）、日欧産業協力センターの代表者とそれぞれ面会をしました。原子力活用をはじめとするエネルギー安全保障、天然ガスの供給を取り巻く世界情勢といった話題については日本エネルギー経済研究所の代表者と意見交換をしました。

また、東京大学で開催されたEU日本戦略的コミュニケーション実務家セミナーにおいて冒頭の挨拶を行いました。