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Photo: © Pavel Karpíšek
駐日チェコ共和国大使館の建物について
駐日チェコ共和国大使館の建物は、建築家のイジー・ロウダ氏およびイヴァン・スカーラ氏が、クヴィーズ氏とコトルボヴァー氏との協力により設計した案に基づき、1975年から1977年にかけて建てられました。
チェコスロヴァキアで栄えたブリュッセル様式の名残が感じられる、ブルータリズム形式の建築となっています。
1968年には既に上記の建築家がコンペティションで優勝していたものの、建築デザイン案の実現にはさらに7年の歳月を要しました。
その間、プロジェクトに必要な書類の準備や日本側からの許可取得などの手続きが進められ、日本の建設請負会社の選出が行われました。
1948年から1973年まで日本に滞在し、日本の近代建築を築いたとされるチェコ人建築家、アントニーン・レーモンド氏(1888~1976年)の設計事務所も本プロジェクトに貢献しました。
9階建てと5階建ての2棟から構成される大使館の建物は、技術面や配置、業務面に配慮して相互に連結された複数の空間が組み合わさっています。
構造に関しては、内装材が埋め込まれた鉄筋の骨組みが配筋されており、柱とコンクリートスラブに支えられた鉄筋コンクリート造りとなっています。