
チェコ-日本の量子技術会議がプラハで開催
05.06.2025 / 04:05 | Aktualizováno: 05.06.2025 / 04:11
5月末、日本の大学、研究機関、企業から大勢の量子研究者がプラハを訪れました。30名近くの日本の量子専門家が知見を共有し、発展しているチェコの量子研究とその研究施設を視察しました。このプログラムは、政府機関の経済外交プロジェクト(PROPED)の支援を受けて実施されました。
チェコ-日本量子技術会議は、2024年5月に日本で開催され好評を博した第1回に続き、チェコ工科大学原子力物理工学部で開催されました。
取り上げられた分野として量子情報と計算、量子暗号、量子、光学、量子センシングと計測、量子シミュレーション、新しい量子技術、量子熱力学などが挙げられます。
チェコ側からはチェコ工科大学のほか、プラハ工科大学電気工学部、オロモウツ・パラツキー大学理学部、チェコ科学アカデミー計測研究所、西ボヘミア大学新技術研究センター、IT4Innovations国立スーパーコンピューティングセンター、チェコIBMが参加しました。
日本からは、著名な専門家である東京大学大学院工学系研究科の古澤明教授を団長とする代表団が参加しました。同教授は、将来の量子コンピュータ用ハードウェアの開発チームを率いており、パラツキー大学理学部と長年協力関係にあります。その他、理化学研究所、早稲田大学、横浜大学、富山大学、広島大学、東北大学、筑波大学、学習院大学、京都大学、愛知シンクロトロンセンター、量子技術応用のパイオニア企業である富士通と日本IBMの量子専門家が参加しました。
量子技術担当のペトル・カヴァリーシュ特使はまた、ユネスコが国際量子科学技術年を宣言した年に、この会議がちょうど開催されたことに触れました。
両国は、この分野における研究協力を積極的に推進することで、チェコと日本の関係において戦略的に重要な技術を重視していることを確認しました。